産業ケアマネ
仕事介護の両立支援コンサルタントの
岡田和子です
普段はケアマネジャーとして
高齢者の方、ご家族の方の支援をしており
日々奮闘しております(*^^*)
ブログvol.33
今回のテーマは?
みうちの介護って⁉
みなさん 両親の介護だけでなく
みうちの介護
つまり「親族の介護」を担っている方が
いると思います
わたしが関わってきた中で
「甥・姪が叔父・叔母の介護をしている」
ケースが増えてきた印象をうけます
結婚したけど子どもがいない
生涯独身
そのような方で
きょうだいの子どもの甥・姪が介護をするケースです
これまでお世話になってきた
小さい時にお年玉をもらっていた
かわいがってもらっていた
そのような関係性で血縁にあることから介護を
することになった方が多いかと思います
自分たちでなんとかしないと…
「みうちのことは自分たちでなんとかしないと・・・」
日本人は、血縁に対する共同体意識が強いと言えます
日本人が『やさしい』と言われる所以でもありますね
では、どうしておくとよいのでしょうか?
エンディングノート
エンディングノートに書き綴る方法があります
・自分の望む暮らし(家で過ごしたい、今後の施設など)
・延命治療を望むか 望まないかの希望(具体的に)
・誰に何をしてほしいか、かかる費用を出す口座と報酬
・もっている口座、お届け印、キャッシュカード、暗証番号
・証券口座
・生命保険
・かかりつけ医の連絡先
・ケアマネジャーの連絡先
・葬儀 納骨の希望(遺影写真、葬儀の形式、連絡してほしい人)
・遺言書の記入
このようなことを書いてあると、甥・姪もある程度
動きやすいのではないかと思います
延命治療
とくに、延命治療をどうしてほしいか
自分で意思疎通ができない状態のとき
残された方がどう判断したらいいか
困らないようにしてあげることが大切です
延命治療とは、
・人工呼吸:自力で呼吸ができないときに、人工呼吸器を使用
・人工栄養:口から食べれないときに、胃に穴をあけて注入
鼻から胃に管を通して注入
・点滴:水分や点滴、薬物を静脈に直接投与して体内の必要な成分を補う
・透析:腎機能が低下している場合に、血液中の老廃物を除去する治療
上記のように、医療の発達から、ある程度
生命を延ばすことが可能になっています
かかわる者として、まずは
ご本人の意思、生活の質(QOL)はどうなのかを考えることが大切です
延命治療をすることで、不快な思いを感じて、管や点滴を抜こうとしてしまう場合、
身体拘束をすることになる可能性もあります
望む形ではなくなるのは、ご本人もかかわる者にとっても、とても辛いです
だから、ご自身の
『いのちのしまい方』を
今一度考え、書き綴っておいてほしいです
誰に何をしてほしいか、かかる費用を出す口座と報酬
かわいがってもらった恩返しにかかわるようになった甥・姪は
労力と時間を使うことになります
普段の生活でもいそがしい中、かかわってくれるやさしさは素晴らしいですね
医療、介護、生活費など、どの口座から当てたらいいのか
報酬についても書いてあると、精神的な負担軽減にもなります
きっと、甥・姪は、当初は「お金なんていらない」と思うかもしれません
これが何年も長期化してくると、心身ともに疲れてきます
他の親族は何もしていないのに、自分だけ…という思いに駆られます
甥・姪は、代襲相続人となることからも、介護をしてきたことへの
見返りが少ないです
だからこそ、エンディングノートや遺言書に書いておくことが
双方にとっても「これでよかった」で終えることができるのではないかと
思います
やさしい甥・姪の為にも、きちんと書き綴ってあげてほしいです
まとめ
今回、叔父・叔母の介護をする甥・姪のかかわりについて
書いてみました
これは、親子関係、祖父母と孫の関係でも同様です
わたしのみうちが
甥の立場でどう決断したらいいのか迷いに迷い、
時に自分を責め、
最期を迎えた後、今度は自分が子どもたちに
どうしてあげたらいいのかをより深く考えるようになりました
そんなとき
迷っている想いをしっかりと『聴く』こと
これで『よかった』と思える支援
産業ケアマネとしての活動、
学んできたことが活かされるなぁと感じた次第です(*^^*)
年末年始で、親戚が集まることがあると思います
話題に出して、考える機会を持てるといいですね
お読みいただきありがとうございました
産業ケアマネの岡田和子でした(*^^*)
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